引き続き質疑応答、6問目です。なお、質疑応答をすべて公開したあとで、ネットラジオそのものもPodcastで公開する予定です。
今後いろいろなメディアが進歩していくなかで、中間業者形の人たちはという面について、どのように考えていますか?
- どのように拳を上手くおろすのか?/おろさせるにはにはどうすればいいか?
- 本来の意味でのアーティスト育成以外で生き残ろうとする(稼ごうとする)のはどうよ?
いろんな意味で、ちょっと高圧的なレーベルとかの今後について、ということで包括的に。
- 質問者 - MFalconさん
津田さんの回答
a.の質問に関していえば、放送でも散々話に上がりましたが、窓口としての「ユーザー団体」があるだけで変わるような気はしてます。団体交渉にしてしまって、お互い飲めるところは飲んで、妥協できるところは妥協して、妥協できない場合は闘争も辞さない、的なスタンスをフェアな立場で行えば、もう1つ上の段階の議論に行けるんじゃないかと思ってます。もちろんそれはユーザーが自分たちの都合だけを言うという話じゃなくて、彼らの立場も理解した上で言いたいことを言う、というバランスが求められるとは思いますが。
b.の方はなかなかすぱっと答えるのが難しいんですけど、他人事っぽく言ってしまえば、現状のレコード会社は、このままのスタイルで行く限り斜陽産業が加速するだけだ、という意識を中にいる人がどう危機感として持って、業界の改革ができるかじゃないですかね。責任を押しつけ合うんじゃなくて、新しいやり方を率先して行っていって、上手くはまったところは生き延びるみたいな。その意味で賛否両論いろいろありますが、エイベックスは、今のレコード業界を見たときに、相対的にそういうことやってる方だとは思いますよ。
本質的にレコード会社に求められているのは、ファイナンスとプロモーションであるわけですから、そこに特化してしまうというのもあるでしょうし、もしくは、クリエイターから反感を得ないような形での原盤を握るフェアな商売のスキームを上手く作れるのかってところにあるような気もします。
小寺さんの回答
a.bをまとめた形で少しお話しします。
こういう中間の人たちにとって、あるいは企業体にとって、と言ってもいいかもしれませんが、一番効くのは「そんなんじゃ買わないよ」ということなわけです。これまで日本という国では、国民性もあるんでしょうけど、なぜ買わないかを言わないで黙っていなくなるようなところがあったわけです。そうすると、企業としても何で売れなくなったのかわからない。ユーザーニーズが掴めないと。
だから、もし中間の団体に問題があるのであれば、それだから買わないんだよ、という意思表示をきちんとすることから始まるのではないかと。それはBlogも1つの手段でしょうし、直接意見を送るとか、あるいはPSE法における民主党の川内議員のような政治家を担ぎ出すみたいなことも、本当はちゃんとやるべきなんだと思います。そういう意味では、ネットイナゴパワーも使い道があると(笑)。
津田さんの補足
そういう意見の集約もユーザー団体がやるべきでしょうね。ネットだけでなく、リアルの調査なんかも請け負ってね。ユーザー団体を作ったら、専務理事はハードコアなCC至上主義者のひとにやってもらおうと思っているので……
