« 私が感じた日本人とアメリカ(ハワイ)社会の差異 | メイン | ワイランドワイキキのご案内 »

ベトナム株式市場 3つの憂鬱

昨年末から半年ほどの熱狂過熱相場を演じたベトナム証券市場も、例年通りの季節要因(日本のゴールデンウィークあたりから秋頃まで低迷)に加えて、
・商業銀行の証券担保貸付の総量規制
・計画されている大型IPOによる資金需給バランスの崩壊
のダブルパンチで低迷を続けている。

このダブルパンチは、優良上場銘柄の売り圧力→当該優良銘柄の担保価値の下落+OTC(未上場銘柄)への換金売り圧力の増大→OTC/IPO銘柄の大幅下落→下落OTC/IPO銘柄の類似上場銘柄の更なる下落→当該優良銘柄の担保価値の下落+OTC(未上場銘柄)への換金売り圧力の増大→。。。というバッドサイクルを誘発しがちである。
企業価値と関係なく一方的に株価が上がるベトナム株ですが、下がる時も一方的に下がります。要は企業価値(将来性も含めた)から見て美味しい銘柄も増えつつあるように思われます。

こんなタイミングでの3つ目の憂鬱は、詐欺や投資家にとっては詐欺と変わらない実態のベトナムファンド(私募が多いですが、最近では公募形式でも危ないものが出てきているようです)が増えていることです。

ベトナム株に関する日本初の本を書いたおかげで、ベトナム株に関係する有識者の方や情報サイトの主宰者の方などが殆ど友人・知人なので、いろいろな裏話がはいってきます。
セミナーの度にスキームやスキームに登場する会社が変わるファンドや、同じファンドのはずなのに違う締切日で投資を勧めるメール・電話がガンガンかかってくるファンド、ベトナムに2~3回しか行ったことがないのに「専門家です」と言い切るファンド、ベトナムの新興会社の社長個人の覚書のようなもの1枚で億円単位の投資をしてしまうファンド、ほとんどお金が集まっていないファンド、このタイミングで集めるだけ集めようと必死になっているファンド・・・
株式投資やベトナムそのものに大きなリスクが伴うのですから、投資するスキームや相手は慎重に慎重に選んで欲しいと思う今日この頃です。

*私の評価軸(参考)
1:ベトナムから逃げれるか、逃げられないか
2:ベトナムが好きか、お金儲けが好きか
3:ベトナム人を馬鹿にしているか、いないか

All contents copyright © 2005-2007 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.0