« ガソリン価格の値上げと株式市場全面安 | メイン | ベトナムからの投資資金の海外送金&ベトナム女子大生 »

ガソリンの値上げ&注目のサイゴン証券決算

ビナサン1.JPG

週末からホーチミンに来ています。土曜日の夜中12時にいつものホテルのいつもの部屋にチェックインしたのですが、空港からのマイリンタクシーが今までの25%UPでした(8万ドンできていたのが10万ドンかかりました)。同じくらいびっくりしたのがベトナムの涼しい風です。異常な熱帯夜が続く日本から来ると常夏のはずのベトナム、しかも南の旧サイゴンが涼しく感じます。「汗をかかないベトナム人が日本の夏で生まれて初めて汗をかいた」「あんな暑い国に夏には行きたくない、とごねるベトナム人もいる」という笑い話のような本当の話も耳にします。

突然の30%のガソリンの値上げは、ベトナムで長年頑張ってきている日本人の方々の心にドスンと鉛を打ち込んでしまったようです。「最悪のタイミングだ」「これからの影響がかなり大きい」という悲痛な声を幾つもお聞きました。従業員の生活を守り、離職を防ぐためにも緊急の賃上げをした日系企業も多いようです。数千人単位で従業員を抱える企業では、多少の売り上げ増ではとても吸収できないコストアップになってしまっています。また、賃上げなど望めない普通もベトナム人の生活は相当苦しくなっていくことが想像されます。日本と違いバイク・車社会のベトナムでは、ガソリンの値上げはありとあらゆる分野に波及する可能性を持っています。NAKASUを初め日本人向けのカラオケラウンジも集まっているレタントン通りも人通りが少ない印象を受けました。しばらくはガソリンの値上げの影響を注意深く見つめる必要があります。

一方でガソリンショックで先週1週間下げたベトナム株式市場は昨日値を戻しました。先週の後半から予想外に悪い感じではなかったので少し期待していましたが、インフレ指数等の数字の改善を受けて落ち着きを取り戻したのでしょうか?ブルーチップ20銘柄の業績には今回のガソリン値上げはそれほど影響しないというレポートなども出たようです。でも、庶民の生活や実体経済へのダメージはかなり大きいはずなので、注意が必要です。

昨晩は、一緒に『日本人が知らなかったベトナム株』(翔泳社)を書いた鏑木氏の誘いで、今日ホーチミン市場に上場するビナサン(大手タクシー会社)の上場記念パーティー(写真)に出席しました。ニューワールドホテルでのパーティーでしたが、食事の開始までに2時間ほどかかり(長い待機時間と会社説明等)、食事もいまいちでした。でも貴重な経験をさせてくれた鏑木氏に感謝です(ビナサンのタクシーチケットもお土産に入っていましたし)。
このパーティーにもサイゴン証券の方が戦略パートナーとして参加されていました。ちまたではサイゴン証券の決算がバオベト証券同様にかなり悲惨なのではないかという話が出ています。でも、既に決算内容は固まっていて、赤字幅はかなり小さいようです。バオベト証券とは違い、株式市場創設の頃から自己投資をしているサイゴン証券なので、トータルでは未だ含み益を抱えているようです。最近の投資案件ではかなりの含み損を抱えているのでその分は損金積み立てをしなくてはならないようですが。サイゴン証券の予想外の決算が出たら、再度証券市場の落ち着きにつながるのでは、と期待をしています。

ヘンカップライ http://anan-vietnam.com/jp/hcmc/f001548/

All contents copyright © 2005-2007 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.0