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2/1 ソーシャルネットワークサービスの台頭

ソーシャルネットワークサービスの元年は2004年だったと思う。というのも、ミクシイやGREE、キヌガサなどのSNSが次々に誕生していたからだ。
思い出されるのは、2004年の5月、書籍の企画でミクシイの笠原氏と話したことがあった。当時、まだミクシイが渋谷のマークシティに移る前の道玄坂の小さなオフィスで、会員も1万人という規模のころであった。まさかそのときは、ミクシイがこれほど巨大なSNSになるとは思っていなかったが、既存の日本のSNSの中でもそのユーザビリティーの良さが印象に残った。基本的に現在の画面は当時とさほど変わってはいない。

一方、ミクシイの成功の影で、多くのSNSが市場から退場していったのも覚えている。

ミクシイがSNSで成功した要因はなんなのだろうか?

私は、コミュニティとマイミクのシステムに尽きると思っている。

コミュニティはログインすれば、誰もが作成できる、いわば井戸端会議の場所だ。ネットで井戸端会議というとそれまでは、掲示板かチャットが主流であったが、コミュニティはそれを改善し、そしてユーザー間の距離を縮めてくれたすばらしいものだと思っている。

また、マイミクは、気心のしれた仲間と擬似的につながっているように感じさせてくれるシステムであり、これまたユーザー間の距離を縮める効果がある。

ここで1つの結論として、ミクシイは、

ユーザー同士がパソコン上で擬似的にそばにいるように感じさせるシステムを見事に作り上げている

ということだ。
掲示板の匿名性のマイナス点を払拭したマイミク、そしてコミュニティでユーザーの書き込みがリアルで体感できるチャットのような臨場感。

今後、インターネットでサービスを行う方にとってこの

ユーザー同士の距離感を擬似的に縮める

ということは1つの成功の要因となるだろう。

(了)